国指定重要文化財
初代本間泰蔵の家
旧商家丸一本間家
増毛駅前のふるさと歴史通り沿いで一番の建築物。
ニシン漁全盛の頃に贅を尽くした装飾品の数々が
本物の遺産として今も残っています。
國稀の創業者である本間泰蔵の居宅であった「旧商家丸一本間家」は、100年前の明治時代の姿をそのまま現代に伝えています。明治14年から建設を始め、明治35年に落成した町屋造りを基本とした建物群は、「ふるさと歴史通り」に面して木骨石造りの呉服店舗と呉服蔵があり、その間の玄関を入ると、軟石を敷き詰めた通り庭の奧に、コの字型で天井の高い木造平屋建ての居宅と、木造一部三階建ての付属家があります。屋根瓦の一枚一枚には屋号が彫り込まれ、壁面や門柱には洋風の装飾が施されるなど、当時の建築職人の心意気を感じることができます。本間家は「丸一本間」の屋号で、呉服商に始まり鰊漁の網元、海運業、酒造業など時代とともに多岐にわたり事業を展開し、家屋もそれに伴って増築していきました。増毛町はこの建物の価値、そして文化財としての保護が急務であると考え、平成9年に増毛町文化財に指定し、同時に「増毛町本間家保存修復事業」として推進することを確定。平成11年には初期の建築が完成した明治35年ころの再現を念頭に復元保存工事が竣工されました。現在は店鋪や居宅部を含む広大な建物の内部と、本間家所蔵の什器ほか備品等を展示し、見学できるようになっています。旧商家丸一本間家(増毛町ホームページより)
INFORMATION
旧商家丸一本間家へのお問い合わせ
☎0164-53-1511
https://www.town.mashike.hokkaido.jp/honmake/index.html
期間 : 4月25日~11月3日
時間 : 10時~17時
休館日 : 毎週木曜日(木曜日が祝日の場合はその前日)
※7月・8月は全日開館いたします。
入館料 : 一般・大学生 400円 / 高校生 300円 / 小・中学生 200円
※10名様以上の場合は団体料金で、それぞれ100円引きとなります。